夜に惚れ直すクルマ

シトロエンC6は本当にデザインコンシャスなクルマだなあと思います。
古くにはAudiTTの発表の時にもそう思いましたが、カーデザイナーの
スケッチブックそのままに(!?)工業製品を作り上げてくるその技術力
には頭が下がります。

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Audi TT 初期型



シトロエンC6も、そういった類のクルマの一つ。

「鯨のような」と表現されることの多いフロント部分や、逆スラントしたリアガラスに
ついつい注目が集まりがちですが、やはり、Cピラーからリアストップランプまでに
至る、その連続した曲線はいつも見とれてしまいます。
左右のCピラーの間には、逆スラントしたリアガラスがあるのだから
それはもうタマラナイ・・・。


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夜になって、ランプを点灯したときのその優雅さといったらもう溜息が出ます。
闇雲に消費電力低下を目論んでストップランプやウィンカー灯をLED化するメーカー
が多い中、シトロエンはやはりいい意味で期待を裏切ってくれます。
闇に溶け込みつつ、しっかりとその存在感をアピールする存在。


夜にイオンかダイエーの駐車場で、車の斜め45度後ろから写真を撮っている
怪しい男がいたら、きっとそれは僕のことです
まあ、大目に見てやってください。
くれぐれも、車上狙いだといっておまわりさんに通報しないでくださいね~(笑)。


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このリアガラスの光の質感を台無しにしたくないので、プライバシーガラス(黒フィルム)加工
をしたいとも思いません。
シトロエンC6オーナーさんならこの気持ち、分かっていただけるのではないでしょうか?
C6は純正でラミネートガラスになっているのでとても遮音性能に優れていて、
高速走行時にも会話するために大声をあげなくても済みます(笑)
昨日も、両親を乗せて知多半島の先の方までふぐを食べに行ったのですけど、
VOLVOだった時には後部座席と会話するのに自分の声のボリュームを大きくしなければ
話が聞こえなかったんですが、昨日は普通に会話ができました。
また同時に熱線&紫外線防止用の加工も施されていますので、夏は暑くなりにくく
冬は寒くなりにくい。

一言で言うなら、「大人のクルマ」なんでしょうね。
こういう日常の小さなところからも「所有する歓び」はジワジワと滲み出てくるものです

雪の日の安定感は抜群!!

路面が滑りやすく、不安定なのに。
外気温計は-1℃で、「Risk of Black ice」の表示が出ているのに。


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たとえ高速とはいえ、年に数回の慣れない降雪時にはやはり緊張を強いられますし、
ステアリングを握る手もついつい力が入ってしまうというものです。
しかしながら、さすがにと言うべきかC6での出勤は違いました。

文字通り、すべるように進んでいきます。
別にスリップしているわけではありません。
ただハンドルを向けた方向にスススーっと移動していく感覚です。
ホイールベースが長い(2900mm)ことに起因する直進安定性は言うまでもなく、
この雪道での安定感はまさに安心感を生み、運転の疲れを感じさせません。

あぁ、所有してよかったと、納車2日目に思ったのでした。

初雪!!

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納車の喜びもつかの間、名古屋は翌日から雪との予報を受けて、急いでスタッドレス交換(ハメ換え)をしてきました。
交換と言っても新しい車なので新品購入。
高速を走ることがほとんどなので、雪上性能と高速安定性、耐磨耗性を重視して今回は、ミシュランX-ICEXI2(エックスアイスエックスアイツー)にしました。
↑これって読み方、韻を踏んでいるような気がするのは僕だけ!?(笑)
サイズは245-45-R18です。
インチダウン(その方がタイヤが安い)も考えていたのですが、適合ホイールが高めなので中古品を気長に探してみることにしました。
タイヤ代+ホイール代を考えるとかえって高くなってしまいますし、ホイール付けた重いままで春~夏に保管するのがただ単に嫌いなのもありますけど…。
なので、今シーズンからしばらくは(三年くらい?)コイツで行きます。
シトロエンC6&ブログ友のPea-kaさんにはATSというホイール(17インチC6専用ホイール有り)がいいと伺っているので、これからの三年で研究してみようと思います。
それにしても納車&スタッドレス交換翌日に雪が降ったなんて、タイミングがいいですね~♪
ガラスコーティングを傷つけないように気を付けて雪掻きをして
いざ出発!!

高速&雪上インプレッションはまたあとでアップしたいと思います。

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12月18日 ついにC6がやってきた!

英国仕様の右ハンドル、グレーレザーシートのラウンジパッケージ。
カラーは、ストームグレー。フランス語表記だとグリファルミネーター。

これが僕のオーダーした車です。
本当は車庫やもろもろの事情から左ハンドル仕様が良かったのですが、
注文時には英国仕様しか選べませんでした。
納期がかかってもいいのであれば(3ヶ月位?)、ドイツからの輸入もできる
そうですので、どうしても左にこだわりたい方はそういう選択肢もいいと思いますね。

フランス本国では、2.7Lから3.0Lにエンジンが変更になってトルクも
53.1kgm(!)までアップした仕様が発表になっていますが、
デリバリーはまだあまりできていないようです。
ラテンの国なので、気長に待ちましょう(笑)

おまけに日本に入ってくる際に排ガス検査を受けなければならず、
NOxに厳しい、日本の「新長期ディーゼル規制」に対応するためには
追加のフィルターや浄化装置を付けて改良をほどこす必要があるので
(それをしないと車検が取れない)、購入から輸入、納車までには
随分と時間が必要なようです。

僕のは、ディーゼル規制パス後の最後の10台目
(一度ガス検を通すとあとの9台はフリーパス。一度の検査で10台の枠あり)
だと聞いていたので、半ば駆け込み的に購入を決めてしまいました。

本当に、タイミングが良かったんだと思います





夕方納車なので、写真はまたあとで載せたいと思います。
スタッドレスにも換えなくちゃ・・・・。
明日は名古屋でもひょっとしたら雪がふるかもしれません

C6購入の顛末 その4

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C5の余韻もさめやらぬままにC6にすぐさま乗り換え、比較試乗と
相成りました。同じコースを一周して、その挙動の違いをじっくりと
堪能してみようという算段です


以前にシトロエンDSオーナーさんの運転する助手席に乗せてもらった
ことがあるのですが、”フワフワシッカリ”とでも言うのでしょうか、
ゆらゆらするのだけれど破綻することのない、まさに「フライングカーペット」感
を感じたことを今でも覚えています
C5の試乗では、そのあまりに”バネ風”のかっちりとしたフィーリングに
「これが現代のシトロエン流のハイドロの解釈なのか・・・」
「これじゃあ、他の(ドイツ系)輸入車とあまり変わりがないな」と、
いささか落胆気味ではあったのですが、C6は明らかに往年のハイドロの
あのヌメヌメとした、路面を揉みながら進んでいくような独特の足が
戻っています!!

同じシステム(ハイドラクティブ3プラス)を使っているのに、セッティングの変更
だけでC5とC6がここまで「触感」が違うとは驚きでした!
C5オーナーさんの名誉のために言いますが、決してC5の足がダメな
わけではないですよ~。
十二分にシトロエンの乗り心地を堪能することができることでしょう。
ただ、C6と比べてしまうとその差があまりに歴然としています。
それくらい、違う。

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純正タイヤは245/45R18。
でも45扁平のゴツゴツとした乗り心地ではまったくありません。
ましてや、僕が検討していたディーゼルモデル(2.7L Bi-Turbo)は
トルクが2000回転前後で44.1kgmもあり、C6の車体の重さ(=鈍重さ)
を一切感じさせない、絶妙な味付けでした。
本場ヨーロッパでの販売の約7割がディーゼルモデルだという話も頷けると
言うもの。

JAVELの竹村さん曰く、「C6は僕にとってのスーパーカーです」という発言が
とっても印象的でした。
FとかPとかM(AMG含む)とか、巷には早い車は多々ありますが、
その暴力的な加速感は日本の道ではちょっとな~??と思うことがよくあります。
僕は毎日、高速を通勤路として使っているのでだいたい後ろから抜かれる車は
覚えているのですが(=毎朝おんなじ車)、日本の高速の100km/h規制
(一部80km/h)ではとても窮屈そうに感じます。
その点、シトロエンC6は早すぎず遅すぎずの絶妙な加速感なので、
流れをリードすることができるのだけど、それでいて乗り心地はしっとりと
異空間の快適さ。
まさに高速を「泳ぐ」ように走ることができます。


かくして、僕はC5を見に行ったはずなのにまんまとC6の魔法にかかって
しまい、それからと言うもの寝てもさめても「C6C6・・・・」とうなされる日々が
訪れたのでした・・・・


C6購入の顛末 その3

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9月某日、職場から遅めの夏休みを貰った僕は、東京にいました。
そう、JAVELさんへの初訪問です。

妻の実家が東京なので、僕と同じくクルマ好きなお義父さんの
運転する車に揺られて、予定より早く到着。
僕はまだ結婚して10ヵ月位なんですけど、クルマという共通の
趣味があるおかげか、とても仲良くしてもらっています。

あいにくの雨に祟られながらも、予約していたシトロエンC5(新型)の
試乗をさせてもらうことになりました。
コースは、お店のある戸越(中原街道沿い)をスタートして、
五反田~目黒~白金~恵比寿~戸越というもの。
JAVEL代表の竹村さんには、初対面にもかかわらず
とても良くして下さって、緊張もせずに試乗することができました。

新しいC5は良く言えば、「硬質感」「メカニカル」、
悪く言えば「ドイツに身売りした」印象の外観・内装だと言われて
いますが、実際に乗ってみると、そこはやはりフランスの味のある
空間が広がっていました。
ハイドラクティブ3プラスと呼ばれる、シトロエン独自のハイドローリック
サスペンションはとても良くできたつくりで、まったく変なフワフワ感
がありません。
DSやCXを知る、旧来のシトロエンファンには少し物足りない
(僕もその一人)と感じてしまうのでしょうが、これに慣れてしまえば
これでもいいのかな?という印象。
自分の乗っているVOLVO940のサスもずいぶんとソフトな設定
だと思うのですが、やはり通常のバネ式車では出せないクッション性
がC5の中には感じられました。
値段(ツアラーで460万円程度)を考えると、これで不満なはずが
ありません!! ガソリン車では味わえない低速域からの力強い
トルクの盛り上がりは誰かに背中を押されているようでもあり、
いつの間にか体がゾクゾクと身震いをしていることに気がつきました。

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大満足のうちに試乗は終了し、車庫に戻ったところ・・・・

その横にはガナッシュ(チョコレート色)のC6が鎮座されておるでは
ないですか!!
聞いてみると、これも試乗車とのこと。


さあさあ、いよいよ真打ちの登場です★

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その4へ続く。
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C6購入の顛末 その2

不思議なもので、VOLVO940から乗換えを決めてからというもの
クルマはめっきりと壊れなくなりました(笑)
これって、クルマにも魂が宿っていたりするのでしょうか・・・?
「オレ、売られたくないから頑張る~!」みたいな(笑)。
本日、メーター読みで158666kmになりましたが、快調そのもの。

まあそんなわけで、今年の夏からは本格的にクルマ選びをはじめた
のでした~。

購入にあたっての条件は7つ。

① 高速を運転していて疲れないこと。安定性重視。
② 交通の流れにスムーズに乗れるくらいのトルク重視。
③ 燃費、とくに100km近辺での燃費がいいこと。
④ 今後10年、愛着が持てる車。
⑤ 所有する歓びがあること。
⑥ できれば、ディーゼル車。
⑦ 他人があまり乗っていない車。

①は日々の疲れを考えると絶対条件。
②についても高回転まで回して楽しいタイプのクルマは、概して
 低域のトルクがないことが多いので要注意。
③の燃費性能は今後の原油価格の乱高下を考えれば、消費量が
 少ないに越したことはありません。
⑥のディーゼル車は、ただ単にガソリンスタンドの価格が安いから
 という理由だけなのではなく、②のトルクの厚みという点でも
 魅力的です。
 日本では、ディーゼル車というと、黒煙のイメージがあって悪役的な
 立場に置かれていますが、適切なフィルターを装着していれば
 黒煙や匂いもほとんどありませんし、最新のユーロ5基準の
 エンジンであれば、最近色々と話題にのぼることの多い
 CO2排出量も低値で済みます。
 実は、環境にも優しいという事実は意外と知られていません。

元々、僕にはマニアと言うのかへそ曲がりというのか分かりませんが、
人様と同じものを持つのが好きではありません。
良いと思って使っていても、巷で人気が出ちゃってみんなが持つように
なると心の中の熱がすうっと冷めてしまうんですよね。
その昔は、iPodがそうでした。

その傾向はクルマでも一緒のようで、今まで所有した車は以下の通り。

サーブ900、ボルボV40、ポルシェ911(993)、ランドローバーディスカバリー
シトロエン2CV、Fiat500(新型)

最後の二つは現在でも所有しています。


この7つの条件にあった中で探してみると、案外候補となるものが
少ないという事実に気づきました。

まず、国産車は除外。
ハイブリッド一辺倒の国産には興味が沸かないのがその理由。

輸入車でも、M.BとかBとかAとかのドイツ勢は乗っている人が多い
ので、やはり除外。
それに現代のドイツ車って全般的にカッチリしすぎていて、
いわゆる「優等生タイプ」。
乗っていて「遊び」がないというか肩が凝るような感じがどうしても
してしまいます。
それは、僕が優等生ではないからなのかもしれないけれど・・・・
国産車・ドイツ車は信頼性という点でも抜群だし、リセールバリューも
結構良いんだということは知っています。
でも、いかんせん興味が沸かないんだから、こればかりはしょうがない。

候補は、3つ。

候補その1   VOLVO XC60
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候補その2   ランチア ニューデルタ
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候補その3   シトロエンC5
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XC60は940の修理で訪問したディーラーにちょうどこのブロンズカラーの
試乗車が入ってきていて一目惚れ。
世界初の衝突回避機能で有名なこのクルマですが、それよりも内装に
ガツンとやられました
北欧のインテリアっていいですね。木目をうまく生かす使い方を心得ている
感じがします。
クルマには手厳しい妻も、内装を見て「これ、いいね~」と言っていました。
ただし、これは日本正規輸入モデルにつき、3Lガソリン車(ハイオク)しかありません。

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ランチアは何年も前から正規輸入が止まっているブランドです。
一時期はフィアットオートジャパンが輸入を始めるとの噂もありましたけど、
景気後退でどうやら計画自体、消滅してしまったようです。
現在は、ガレージ伊太利屋さんが輸入代理店としてつないでいます。
僕の住む名古屋でも、シトロエンで有名な渡辺自動車さんが取り扱いを
しています。
本国イタリアでは、Fiatの傘下で高級車ブランドとして知名度のあるランチア。
シャシーはFiatの市販車ボディーを流用していますが、内装にはポルトローナ
フラウのレザーを奢り、別世界の質感。
これにディーゼルターボエンジンを搭載した、1.6LMutijetというモデルが候補。
(現在ではさらに性能アップした1.8Lモデルもあるが、ガソリンのみ。)


シトロエンC5は2008年秋からモデルチェンジをして、質感が上がりました。
フランス車好きには「ドイツっぽくなっちゃったかな~?」と写りますが、
視点を変えてみれば
フランス車なのにドイツレベルの質感、と思えば十分魅力的に思います。
シトロエンといえば、「ハイドロ」(=ハイドロニューマティックサスペンション)。
C5には、新型のハイドロ3+(プラス)が装備されていて、シトロエン独特の
「どんぶらこ」感がマニアにとっては病み付き!?
これをディーゼルで乗ろうと思えば、正規輸入車では販売していないため
もれなく並行輸入となります。


あれ? シトロエンC6は候補にないじゃないかって!?
そうなんです、この時点ではシトロエンC6は候補ではありませんでした。
何故なんでしょうか??

その3へ続く。